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風呂に行って豆腐買ってきた

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ご近所にお風呂の王様というスーパー銭湯がありまして、子供も私も大好きなのですが、最近になってビジネスの領域を広げたらしく、出入口付近で豆腐製品を販売し始めました。

1つ315円よりどり4品で1,050円という、豆腐にしては高めの値段設定なんですが、なんとなく買ってしまいました。

この「なんとなく買ってしまった」という行為をした後に、どうして自分がその判断をしたのかを分析すると、商売に使えるヒントがたくさん出てきます。

私の場合:

  1. 風呂に入ってさっぱりして、小腹が空いた。
  2. なんとなく健康なことをした気分になった。
  3. 鏡に映ったたるんだお腹をみて、今年こそは痩せようと思った。

この「健康なこと」というポジティブな臨場感と「痩せよう」というちょっとしたストレス(脅迫観念)が組み合わさって、「豆腐=健康食品/低カロリー」のメッセージにマッチしたのだと思います。

単にポジティブなプレミアム感だけではなく、最後の一押しをするストレス要素をネガティブと感じさせずに伝えることができると、財布の紐がゆるむ訳です。

空港の免税店なんて良い例ですよね。「免税だ」というプレミアム感に「おみやげ買わなきゃ」という感情が後押しして、本当は日本で買った方が安いモノを買ってしまう。

まあ、このお風呂やさんがそこまで考えているかは分かりませんが、豆腐が4つ売れたのは事実ですし、品揃えが徐々に増えているのを見ても、それなりに成功しているように思えます。

日々のなにげない消費活動も、こうやって考えるといろいろヒントになりますという、ご参考まで。

 

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